■バリの魅力ってなに?
バリ島は、マリンスポーツを楽しむ若者をはじめ、多くの人々が訪れる観光スポットとして年々人気が高まっております。そんなバリ島を初めて訪れた多くの人々が、もう一度、バリに行きたいと感じているとのことです。いったいバリのどんなところに魅力を感じるのだろうか。私は一人、時々真剣に考えたりします。バリの魅力は、青い海、青い空は当然すばらしいですが、なんと言っても日本では味あえないのんびりとした贅沢な時間ではないだろうか。つまりは、バリ住民が持っているバリヒンズーを柱にした伝統的生活習慣、バリの人々が作り出す社会全体のあたたかい雰囲気が、我々訪問客を魅了するのではないだろうか。
バリの最大の魅力は、周囲のことを思いやることのできる人々が作りだした日常生活空間その
ものだと私は思います。
インドネシアでのおもしろ体験記:
1.暴走族顔負けのバイク5人乗り
インドネシアでは、バイクが一家一台の乗り物だ。常夏の国という事もありバイクはインドネシアの国民にとっては、一番手頃で身近な乗り物だ。隙間があれば、所構わずどんどん走る。それがインドネシアの交通ルールか?車を運転してる時、不意に現れるバイクに「ハッ」とさせられる事がよくある。 そんな中、時々バイクの5人乗りを見かける。インドネシアに初めて行った当初、この国には、交通ルールというものが無いのだろうかとあきれたものだった。ある日、私は、知人の運転手に尋ねた。「インドネシアでは、バイクの5人乗りしても、警察に捕まらないのか?」すると運転手は「それはだめだよ!」という答え。それで私は「でもよく街でみかけるよ、バイクの5人乗り。1番前に小さな子供を乗せて、次にお父さんと思われる人が運転して座り、1番後ろにお母さんが乗って、お父さんとお母さんの間に2人の小さな子供が乗っている5人乗り!」「ああ、あれね。こどもは、数にかぞえないんだよ!」という返事だった。いやはや。インドネシアでは、まだまだバイクが一家の乗り物という感覚があるから、おまわりさんも目をつぶっているのだろう? それにしても、ヘルメットの顎紐にはやけに厳しい。街角で、バイクを止められ注意されてる人の姿をよく見かける。その横を何事も無かったかのようにバイク5人乗りが通過してゆく。顎紐と5人乗りでは、いったい、どちらが危険だろうか?私は、信号待ちしながら、その光景を見て、笑ってしまった。

追伸:小学校5年になる息子をバリに連れって行った時に、バイク5人乗りの話を聞かせると、息子は、「その状態でお母さんが赤ちゃんをおんぶしているバイク6人乗りを見たよ。」だって、負けた。最近の私の楽しみは、バイク7人乗りを発見することである。(^^)”
2.爆笑の機内
 それは、インドネシア国内便の飛行機に乗った時のことである。私は、機内に入りイスに腰をかけていると、まもなく一人の老人が入ってきた。その老人が大きな荷物を棚に上げようとすると、すかさず一人の若者が、手伝い始めた。でも、荷物は重そうで、なかなかうまく棚の上に上がらない。するとだれかが、「がんばれ!がんばれ!」と声をかけると回りからも「もうすこしだ!」、「ヨイショ!ヨイショ!」とみんなで声援する。そして、無事荷物が棚に収まると大きな拍手が沸いた。私はこれを見ていて、なんて心の温かな人たちだろうと感じた。残念ながら見て見ぬふりをする
人が多いのが我が国日本ではあるが、私もそのようには、ならないように気をつけようと心に誓った。
3.タイヤ交換は任せてください!
 私が、車を運転して、電話局に電話をかけに行ったときのこと。駐車場に入ると「後輪がパンクしているよ」と一人の男が、教えてくれた。私は、「困ったなぁ」と思っていると近くにいた4〜5人の男たちが、近づいて来ると頼んでもいないのに、あっという間にパンクしたタイヤを交換してしまった。そして、「これでOK!OK!」とニコニコ得意げな顔して笑っていた。なんともありがたい。私は、またも感激してしまった。
4.学校訪問:  私がバリ島滞在中に、学校関係に勤めている友人達5人が、バリ島に遊びに来る事になった。せっかくの機会なので、通常の観光旅行では、行けない所にも連れて行こうと思い私は、予定表を作った。 3日目、その予定表に従い小さな小学校を訪れた。まずは、職員室に行き、「日本で先生をしている友人が遊びに来て、インドネシアの学校を見たいということで来た」と私が、説明すると一人の先生が、快く了解し、校内を案内してくれた。子供達の授業を見せてくれるということで、1年生の教室にみんなで入ると突然の訪問者に子供達は、大喜び。飛んだり、跳ねたり、ケツを出したりで大騒ぎとなった。とても授業どころではない様子。このような状態で各学年の教室を見せていただいた後に最後は、記念撮影ということで、全校生徒が校庭に出てきて写真を撮ることとなった。丁度その時、バイクに乗った校長先生」が、学校に帰ってきた。「何してるんだ!」と大声をあげたので、「あれあれ、どうなるのかな?」と思っていると先生方が事情を説明。すると校長先生は「待て待て俺も入る」とバイクから降りて仲間入り。 我々は帰る事を告げると校長先生は、「写真が出来たら必ず忘れないで写真を届けてくれ!」とのこと。いや〜まいった。我々は、いったい何しにこの学校に行ったのだろうか?授業妨害??」友人の1人が、私に聞いた。「学校にコンタクトとってたの?」私は答えた「いえ、いえ、通りすがり!」。
みんなで爆笑(^^)、(\\)、(^|)、(’’)、(””)、(^^)
*日本社会にもこんなゆとりがあれば、楽しいだろうね!

*ここ数年の間にバリ島には、どんどん建物が立ち、車、・バイクが増え、携帯電話・パソコンの普及など、急速な勢いで人々の生活は便利追求の日本的生活が浸透してきています。 しかし、バリの人々は、めまぐるしい社会の変化にもかかはらず、文化・伝統を大切にし、優しい心までは、見失ってはいないように思われます。このことこそが、今の我々が一番学ぶべき事だと反省させられます。